東京・四谷の名喫茶で建物ガイドツアー&カフェノートづくりイベントを開催しました
2024年11月30日(土)、東京・四谷の名喫茶「コーヒーロン」にて、建物ガイドツアーとカフェノートづくりのワークショップを開催しました。
普段はなかなか知ることのできないコーヒーロンの歴史や空間のディープな魅力を楽しみ、それをカフェノートとして自由に表現する内容でしたが、参加者の皆さんの熱意に支えられ、予定の終了時間を超えて盛り上がる、賑やかで楽しいひとときとなりました!
目次
建物ガイドツアーで「コーヒーロン」を深掘り
まずは主催者である私mini_minorとコーヒーロンの3代目オーナー・藤井さんによる自己紹介からイベントスタート。
藤井さんとのご縁は2021年に私が出版した『東京イラスト建築さんぽ』がきっかけ。
「原画が欲しい」とご連絡をいただいたことを機につながりが生まれました。
【mini_minor特製ブックレット片手に巡る建物ツアー】
今回は限られた時間の中でも、コーヒーロンの魅力をたっぷり感じていただけるように、手作りのブックレットをツアー前にご用意。
トラベラーズノートのパスポートサイズに貼れるこの小冊子を片手に、建物の外観から入口、1階、らせん階段、2階…と順に見学していきました!
ツアー中は、コーヒーロンを手掛けた建築家・池田勝也さんが設計に込めた工夫や、映画や雑誌の撮影にも多く使われていることなどを、私と藤井さんがその場でご紹介。
参加者の皆さんからは「普段気づかないことに目を向けることができた」「空間をもっと楽しむ視点が広がった」といった声をいただきました。
熱心にメモを取る方々もいらっしゃり、建物の魅力をじっくり感じていただけたことがとても嬉しく思いました。
個性あふれる“カフェノート”が数々誕生
【特製ノート作成キットを自由自在にアレンジ】
ツアー終了後は、店内の好きな席でノートづくりを開始。
こちらも事前にmini_minor特製のノート制作キットをご用意していたものの…。
皆さん、このラベルキットを自在に使いこなし、ツアーでの内容や自分なりの発見を工夫を凝らしたアレンジで“カフェノート”としてまとめていて、本当に驚かされました。
イラストが得意な方、素敵な言葉で表現される方、おしゃれなレイアウトでまとめる方、ミニプリンターを使ってその場でさっとコラージュする方など、それぞれの個性が反映されていて、どれもユニークで見応えたっぷり!
建物ガイドツアーを通して感じた建物の歴史や空間についての気づきも「細長い窓が外の景色を一枚の絵のように見せてくれる」「いろいろな人の思いが大切に残されている」といった沢山の興味深いコメントがあり、皆さんのセンスやアイデアに私もたくさんの刺激を受けました。
ちなみに和気あいあいとお話ししながら進める方もいれば、静かにじっくりと集中される方もおり、皆さんそれぞれのスタイルでノートづくりを楽しんでいる様子も印象的でした。
こうして、いろいろな時間の過ごし方ができるのも、コーヒーロンの空間ならではの魅力です。
同じ趣味を持つ仲間たちとの楽しい交流タイム
ノートが完成した後は、参加者同士の交流タイムへ。コーヒーロンの美味しいドリンクやフードを楽しみながら、お互いに作ったノートを見せ合ったり、アイデアや気づいたことをいろいろおしゃべり。
「こんな工夫があるんですね」「私も試してみたい」といった声が飛び交い、カフェノートづくりを通じて新しいことを知ったり刺激を受けたりする素敵なひとときになりました。
まとめ
今回のイベントでは、建物ガイドツアーとノートづくりを組み合わせて、参加者のみなさんが同じ場所で過ごし、その時間や空間を自分なりに記録するという貴重な体験が実現しました。
普段は気づきにくい建物や空間の魅力を、ノートを作りながら一緒に発見し、共有できたことが、このイベントの大きな意味だと思います。
参加者の皆さんが作ったノートが、コーヒーロンの”これから”を応援する力になれば嬉しいなあと思います。
参加してくださった皆さん、そしてコーヒーロンの藤井さんご夫妻、本当にありがとうございました!
[Special Thanks Yuhei Fujii(Photo)]
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