北海道の風景マスキングテープ「そうべつ五景」ができました!
観光名所だけじゃない、北海道の美しい風景をもっとたくさんの人に知ってもらいたい—— そんな想いから、北海道有珠郡壮瞥町にある「雑貨屋 鹿の子」(@kanokotokonoka)さんと一緒に、町のとっておきの風景をぎゅっと詰め込んだマスキングテープをつくりました!
目次
北海道の小さな町に息づく“静かな名風景”を並べて

壮瞥町は北海道南西部に位置する自然豊かなまち。
りんごやとうもろこしなどの農産物が有名な一方で、洞爺湖や昭和新山、日本で3番目に透明度の高い夜空などの美しい風景があることも町の大きな魅力です。
そんな壮瞥町の「暮らしの中にある風景の魅力、美しさ」を伝えたい、届けたい——今回のマスキングテープはそんな想いから生まれました。

“その時、その場所にしかない”風景さがし

今回のマスキングテープは町内で雑貨店を営む「雑貨屋 鹿の子」さんとのコラボ制作。
鹿の子さんに壮瞥町で日々を生活を送っているなかで目にした「ふと立ち止まって見とれてしまうような景色」を選んでいただき、それをわたしがイラストに描き起こしました。
選んでくださったのは、どれも鹿の子さんの暮らしと感性から生まれた、壮瞥町ならではの以下の5つの風景。
1 幻想的な夜明けの山/昭和新山
2 冬の湖と白鳥/洞爺湖
3 レトロな赤い屋根の小屋/紫明苑の壮瞥小屋
4 湖畔を見下ろす鮮やかな梅林/壮瞥公園
5 日本有数の美しい星空と天文台/森と木の里センター
ちょうど冬のはじまりにスタートしたこの企画。
素材となる風景写真を、雪が積もる中にも関わらず鹿の子さんに撮影したりいただきながら、何度もやり取りを重ねて、少しずつテープのイメージが形になっていきました。
「洞爺湖や昭和新山は単なるシンボルとしての美しさだけでなく、時間帯や季節によっていろいろな見え方感じ方があって。
そういった自身が住んでいるからこそわかる深い魅力を伝えたくて、これらの風景を選びました」という鹿の子さん。
観光地として知られている場所でも、そこに暮らす人の目線を通して見てみると、まったく違う表情が浮かび上がってくる。 そんな“土地に根ざしたまなざし”にわたしも深い感銘を受けたのでした。

5つの風景がひと続きにつながるデザイン

イラストはすべてわたしmini_minorによる描き下ろしで、デザインもオリジナル仕様。
制作にあたり最もこだわったのは「時間も場所も異なる5つの風景が、テープの上ではひとつながりの景色として見えること」。
短く切っても、長く伸ばして貼っても、どこを使っても絵として完結するよう、自然なつながりを大切にしました。
見た目の可愛さや美しさはもちろん、ノートづくりやラッピングに使ったときの“使いやすさ”も両立できるよう、試作を重ねてかたちにしました。
鹿の子さんとのご縁のはじまり

鹿の子さんとの出会いは、2024年夏。
洞爺湖畔のログハウスで週末を過ごした帰り道、偶然立ち寄ったのが、雑貨屋鹿の子さんのお店でした。
店舗の雰囲気はもちろん、並ぶ商品や作家さんのセレクトにも愛とセンスがあふれていて、思わずいろいろ買い込んだほど。
お店や雑貨に込められた想い、そして地域へのあたたかなまなざしについても話がはずみ、「いつか何かいっしょにできたらいいですね」と交わした会話が、今回のマスキングテープ制作へとつながっていきました。
旅の記憶を連れて帰れる、小さなおみやげ

手帳やノートに貼ったり、ラッピング素材にしたり。
さまざまな使い方ができるマスキングテープは、軽くてかさばらないので、旅のおみやげにもぴったりです。
「そうべつ五景マスキングテープ」は、雑貨屋 鹿の子さんの店舗や、鹿の子さんが出店されるイベントなどで販売中。
使うたびに、北海道・壮瞥町の風景や空気感をふと思い出してもらえたら、うれしいです。
おわりに

北海道内には有名な観光スポットだけじゃなく、まだまだ知られていないすてきな風景がたくさんあります。
これからも旅をしながら、そんな宝物のような場所を見つけて、誰かにそっと届けられるようなものづくりを続けていきたいと思います。
INFORMATION
◼︎雑貨屋 鹿の子(ざっかやかのこ)
住所:〒052-0103 有珠郡壮瞥町字壮瞥温泉81-37
TEL:0142-82-3700
営業時間:土日祝日10:00〜16:00(4月〜12月は+木金14:00〜16:00)
※不定休もあるため、詳細はInstagram や Googlemap でご確認ください
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