「旅のしおり」におすすめの記載項目
観光スポットやお土産を調べたり、旅程を考えたり・・・旅のワクワクは出発前から始まるもの。
そしてせっかくなら、その下調べの内容を「旅のしおり」としてかたちにし残すのもおすすめです◎
今回はわたしが自身の”旅まえノート”で書いてきた内容を踏まえ、「旅のしおり」に記すとおすすめだなと思う項目を6つご紹介したいと思います!
※”旅まえノート”とは、わたしが著書などで「旅のしおり」とほぼ同じ意味で使っている言葉です。
目次
①タイトル~行先と旅のテーマ
まずはページの一番目に留まる部分にタイトル的に国名や地名などの行き先、それから日付などを記します。
わたしは旅のテーマも併記することが多いです。
ちなみに下の写真は北欧旅行に行く際に記したテーマ。
“デザインセンスを磨く旅””ヘルシンキの日常を感じる旅”など、その旅で自分なりのコンセプトを決めると、旅により深みを持たせることができる気がします。
逆にリゾートでのんびりバケーションしたい時や、フラッと無計画に行きたい旅などはテーマなどを明確に決めない方がおもしろい時間を過ごせるかもしれません。
②TODOリスト
タイトルに続き、テッパンの記載項目としてはTODOリスト。
行きたいスポット、見たいもの、食べたいもの…ガイドブックやネットでいろいろ調べたことをリスト形式でずらりと記していきます。
書き出した内容を実際の旅ですべて実行できなくても、出発前の下調べのワクワクな気持ちそのものを残せるのが、このTODOリストの良さだなあと感じています。
上の写真は北海道の旭川エリアのドライブ旅の際に書いたTODOリスト。
久しぶりの旭川ということもあって、はりきって下調べしていたら1泊2日にもかかわらず、こんな量になってしまいました笑。
こんな風に記載量が多い場合は、「地元グルメ」「スイーツ・パン」「建築・アート」などカテゴリーごとにまとめると、よりわかりやすく、自分の趣味趣向も明確に見えるようになる気がします。
③エリアMAP
“「旅のしおり」らしさ”をより演出するなら、地図を入れるのもおすすめです。
やり方は手描きでも、フリー素材の白地図などを活用してもOK。
ちなみにざっくりとした位置関係がわかればいいので、あまり細かく正確に記す必要はないかなと思っています。
わたしは紙や工作的な作業が好きなので、こんなコラージュ風の地図を作ったりも。
地図の書き方については、著書やオンラインレッスンでやり方をより詳しく説明しているので興味のある方は併せてチェックしてみてください。
④旅程
地図と併せて日程表を記すのも、旅っぽいワクワク感が演出できて◎。
上の写真は2017年に台湾に行った時の日程表ですが、コンパクトにまとめたかったのでパソコンでフォーマットを自作してみました。
(このフォーマットは著書『myトラベルノート』の巻末からダウンロードできます◎)
エクセルで作成した日程表をプリントして貼り付けるなどのやり方も手軽で良いかもしれません。
ちなみに上の写真は2019年に北欧のデンマークとアイスランドに行った時の日程表。
わたしにとって北欧への旅は何にも増して特別な時間なので、その特別感を残したく、ちょっとデザインに凝った日程表にしてみました。
⑤(時間があるとき)持ち物リスト
出発前に余裕がある時は、こんな形で持ち物リストを記すときもあります。
年齢や環境の変化に伴って旅へ持っていくアイテムは徐々に変わっていくもの。
だからその時々の自分(の断片)を残すという意味でも、このリストはおもしろいなあと思っています。
上の2枚の写真は、これまた北欧に行った際の持ち物リスト。
ヨーロッパは外食が割高なので、基本はアパートメントホテルを借りて滞在しています。
なので食材や生活用品など日本からいろいろ持参していくのですが、そんな”暮らすような旅”の様子を残したくて、イラストを使ったビジュアルリストにしてみました。
⑥(時間があるとき)調べたこと
持ち物リストと合わせ、現地の観光スポットの詳細やお役立ち情報などをレポート風にまとめた情報ページをつくったりする時もあります。
特に海外旅行は異文化の地へ行くという高揚感があるのでこういったページを書くことが多いです。
上の写真は中国・上海へ行く前にまとめた、各観光スポットの詳細や歴史、偉人に関する豆知識などを記したページ。
現地では孫文や宗慶齢の記念館、斉白石の美術館などを訪れましたが、下調べと似顔絵のおかげ?で、偉人の皆さんの存在を少しだけ身近に感じながら鑑賞できた気がします笑。
まとめ
旅の記録というと旅をしながら書き留める「旅なかノート(旅メモ)」や、帰宅後に旅先での記憶を元に描く「旅あとノート」がまずイメージされますが、旅の出発前のワクワク感を思い切りページに詰め込んだ「旅まえノート」もまた、ノートで旅を何倍にも楽しむ手法の一つです。
わたし自身も、下調べの時間も旅の思い出の断片として大切に残せたらいいなという気持ちで、いつも旅まえノートを書いています。
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