旅の記録はシーン別に書き分けようー2016年・初台湾
これまでに3度足を運んだ旅先、台湾。
おいしいもの、かわいいデザイン、そして穏やかな土地の空気・・・心が元気になる魅力がいっぱいの大好きな国。
そして台湾旅の後はノート制作の新たなヒントをもらえることも多く、そういった意味でもわたしにとって、とても思い入れが深い場所です。
そんなわけで今回は2016年の初台湾旅を振り返りつつ、現在のわたしのトラベルノートの原型にもつながっている当時残した旅の記録についてご紹介します。
目次
はじめての台湾は2泊3日の女子旅!
初めて台湾を訪れたのは2016年の冬。2泊3日の日程で仲良しの先輩との女子旅でした♩
先輩はすでに台湾経験者だったので、過去に行ったオススメスポットの話などを聞きつつ、2人が共通で好きなコト(かわいい雑貨や文房具、スイーツなど♡)も話題にあげながら「ここも行きたい!あそこも行きたい!!」とワイワイ下調べをしました。
出発前の記録:下調べ内容を「旅のしおり」風にフォーマット化
そんな感じで練りに練った旅行計画!
せっかくなので最終的にはパソコンで自作した「旅のしおり風フォーマット」にまとめ直し、出発前にトラベラーズノートへ貼り付けていきました。
計画したことが全部実現したわけではないけれど、行きたい場所、食べたいもの、買いたいもの…細かい字でいろいろ書き込んでいるのを見ると、ページ全体から旅の出発前の高揚感が感じられ、時が経った今改めて見てもワクワクとした気持ちを味わえます。
フォーマット化した旅程ページと併せて、雑誌の台湾特集などの気になる記事もコピーして貼り付け。
現地でもかさばらず見られるように縮小コピーにしました。
こちらは同じくパソコンで自作した持ち物リスト。
中身自体は以前のヨーロッパ旅行の際に作成したものですが、再度プリントし必要な部分だけチェックしてノートに貼りつけていきました。
右ページはお土産リスト。ガイドブックや雑誌で見た「コレ買いたいな」と思ったものをリスト形式で書いて貼りつけていきました。
2泊3日の中身はざっくりこんな感じ
1日目
お昼過ぎに現地入り→台北駅周辺の繁華街を散策
2日目
都市鉄道MRTの1日券を購入→都心エリアから郊外まで精力的に移動し観光
3日目(最終日)
午前中は空港周辺エリアをブラブラ&足ツボマッサージ体験→午後の便で帰国
フライト時間の関係で、2泊3日といっても実質の滞在時間は丸2日弱ほど。
それでも結構たくさんの体験ができたなあと思います。
ちなみに台北まではエバー航空というエアラインを利用したのですが、噂のハローキティジェットがあまりに可愛すぎてアラサー女2人でテンション爆上がり!笑
ホテルは部屋に窓がなかったものの(写真に映っているのはニセモノの窓…笑)、小ぎれいで立地も良く満足。
念願の有名文房具店「TOOLS to LIVEBY」にも行きました!
現地では(細かくメモを取る余裕がないほど)大興奮の連続!
現地ではとにかく心ときめく刺激がいっぱい!
鹹豆漿(シェンドウジャン)や豆花(トウファ)など初めて食べる(しかも超絶美味しい♡)ローカルフードやスイーツ。
MIT(Made In Taiwan)デザインのおしゃれな雑貨たち。
毎晩お祭りのように屋台がならぶ夜市。
そしておしゃれなリノベスポットやどこか懐かしいレトロな街並。
出発前は「これまでの旅同様、今回も日記やスケッチをたくさん書くぞ〜!」と意気込んでいったものの、実際に旅が始まると次から次へと楽しい出来事が起こり、落ち着いてノートを開く気も起きないくらい終始興奮しっぱなしでした笑。
それに先輩との時間を大切にしたかったというのもあったので、結果的に現地ではノートより”旅を思いきり味わい楽しむこと”に集中していたように思います。
現地での記録:カフェ等で簡単な日記やスケッチ
それでもわたしが旅の記録ノートを制作していることをよく知っている先輩。
「カフェとかでゆっくりノート書く時間取っていいよ〜」と快く言ってくれたため、日記やスケッチなどその場で描ける範囲での簡単な記録は残しました。
上は話題の再開発スポットにあるおしゃれカフェで描いたスケッチ。
左上のスタンプは現地で押したもの。
その傍らにその場で特に印象的だなと感じたもの(特徴的な形のコーヒーカップや自分が座った席から見えた周囲の風景など)を描き添えました。
ちなみに周囲に貼られている写真やショップカードは帰国後に貼り付けたもの。
イラストに使ったペンは「わたしのノート道具」記事でも紹介したZEBRAの「紙用マッキー極細グレー」です。
下はモーニングを食べた喫茶店で描いたそのお店の間取り図と朝食のスケッチ。
こちらも周囲のレシート等は帰国後に貼り付け。
お店の入口から奥へと席が奥まっていく細長~い店舗空間が面白かったため、その場で簡単な間取り図を描いて残すことにしました。
間取りなどは写真での記録&後から全体を思い出すことがなかなか難しい内容なので、その場で記録しておいてよかったなあと思います。
帰宅後の記録:ノートの残りページの空きスペースに
そんなわけでこの時の記録は、出発前から現地、そして帰国後まで1冊のノートに情報をまとめるスタイルに。
全体のおよそ1/3が出発前と現地での記録で埋まっていたため、帰国後の記録は残りの2/3を使ってまとめることにしました。
帰国後にまとめた内容としては、ページの空きスペースに小さくプリントした写真や現地で手に入れた紙モノ類を貼ったり。
現地の地図を折り込んで貼ってみたり。
この時期くらいから簡単な足取りMAPも描き始めました。
地図があることで、後から見返した際にその場所を歩いた時間や風景がより立体的に蘇ってくるし、記憶を辿る手掛かりも増える気がします。
ちなみに道路などは太い線で描くと見やすいです。
道を描くのに使ったペンはファーバーカステルのピットアーティストペン ブラシ。
ランドスケープパックというアースカラーを集めたペンセット中のクロームオキサイドグリーンファイアリー(名前が長い…笑)という色です。
それからホテルの情報なども。
寝るだけという安宿で全然映えない時もありますが笑、ホテルで過ごす時間だって街歩きや食事の時間と一味違う旅の大切なひととき。
記録しておくことで次の旅にも役立ったりします。
まとめ
出発前・現地・帰宅後といった“旅の各シーン“を意識しながら記録を取った2016年台湾旅。
実際にやってみてわかったことは前・中・後で記録する内容はまったく異なるということ。
つまり旅の各シーンで残せるものは違うから、それぞれの記録に意味があるということです。
そんなふうに「そのシーンだからこそ残せるもの」を意識しながらノートを使えば、旅や記録にもメリハリが生まれより面白くなると思います。
この経験を踏まえ、わたしの著書『myトラベルノート』でも「旅まえ・旅なか・旅あと」といった3つのノートの使い方をご紹介することになりました。
「旅の記録って何からやればいいかわからない…」という方も前・中・後の記録スタイルから「まずはどれか1つだけを選んで始めてみる」というのもよいかもしれません◎
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