2023-09-08

旅の紙モノを使った思い出の残し方

航空チケット、ランチしたお店のショップカード、お土産が包まれていた包装紙etc…旅先で集めたさまざまな紙モノは、その場所でしか出会えない、何にも代えられない貴重な宝物

だからとりあえず何でも集めて持って帰ってきます。

そして帰宅後は収集袋に入れっぱなしにせず、それらのアイテムにひと手間加えてノートへコレクション

今回はそんなわたしの“旅の紙モノコレクション”についてお話しします。

「旅の紙モノ」にはさまざまな種類がある

一口に「旅の紙モノ」と言っても、使われている素材集める場所によって結構バラエティがあるなというのがわたしの印象です。

具体的にどんな種類があるかについて、わたしがよく集めるアイテム類をベースにし、大きく以下の3カテゴリーで整理してみました。

「旅の紙モノ」の種類

  1. 王道系
     乗り物のチケット、入場券、パンフレットなど
  2. ローカル系
     ショップカード、コースター、紙ナプキン、箸袋、包装紙、ラベル、紙袋など
  3. 自然系
     落葉、押し花、砂など

【1.王道系】

王道系は最も旅感を感じられる紙モノ類。

ノートに貼るだけで一気に旅っぽさを演出できるため、手に入れられるチャンスがあれば必ずゲットします!!

飛行機はもちろん新幹線や電車の切符も、駅の改札で無効印を押してもらえば持ち帰ってくることができるのでおすすめです。

【2.ローカル系】

ローカル系はそのお店や場所の雰囲気が良く現れる紙モノ類。

そこでしか手に入らない代物も多いので、目に留まったら積極的にゲットするようにしています。

興味深いものとして、アイテムそのものに特徴的な匂い”がついているものなどもあったりします。

例えばこちらは、フィンランド旅行の際にお土産として買ったブルーベリーのフレーバーがついたコーヒーのパッケージ。

中身を飲み終わった後、パッケージの一部を切り取ってノートに貼りつけました。

今でもこのページを開くとさわやかなブルーベリーの匂いが微かに香り、フィンランドの空気感が伝わってくるようで何だか嬉しいです。

それから超レアアイテムとして、ホテルのノベルティ(封筒や便せん)なども。

こういったものに出会えたらかなりラッキー!

上は東京の「山の上ホテル」に泊まった際にもらったノベルティ類をコレクションしたページ。

「HILL TOP HOTEL」のロゴが入った縦書きの便せんやエアメール風の封筒が、ホテルのレトロな雰囲気とピッタリですてきだな~と思います。

【3.自然系】

春には桜、秋には落ち葉…自然系は季節ごとの旅やさんぽならではのアイテム類。

集める際も童心にかえったようなワクワク感を味わえます。

ちなみに落ち葉は個人的にとても好きなアイテムで、さまざまな場所で拾い集めてはコレクションしています。

左からフィンランドのヘルシンキ、中国の上海、そして日本の北海道で集めた落葉。

場所によって形も大きさもいろいろ違うのがおもしろいです。

貼るだけでノスタルジックな雰囲気も出せるところも魅力!

コレクションの手法は主に「コラージュ」

集めてきたアイテムをノートにコレクションする際、わたしは「コラージュ」という手法を良く使います。

コラージュとは、複数の素材を貼り付けて新しいイメージを作成する”「美術の技法」のこと。

子供の頃、さまざまな色や模様の折り紙をちぎって画用紙に貼りつける「貼り絵」を作った経験がある方もいるのでは。

こういった貼り絵もコラージュ技法を使った作品と言えます。

似ているものに「スクラップ」という技法もありますが、こちらは基本的に”切り抜いた素材を貼り付けることのみを指します。

つまり…

ページ全体として“(1つの作品的な)まとまり”をつくることを強く意識するかしないか

というのがコラージュ技法(強く意識する)とスクラップ技法(強く意識しない)の大きな違いかなというのがわたしの考えです。

コラージュの魅力

コラージュの魅力をひとことで言うならば

「寄せ集めの素材が1つに調和して、“新しいイメージ”を生み出すことが面白い」

という点です。

例えば、異なる場所で収集&デザインもバラバラなアイテム類が1つのページに集まることで、全体としてその場所の雰囲気を絶妙に醸し出してくれたり。

同じテーマや素材でも強調する箇所や選ぶものによって全く違ったイメージになったり。

そういった「予想外の面白さ」が生まれるのがコラージュの大きな魅力だなと思います。

紙モノコレクションづくりの「おすすめ本」

紙モノコレクションのやり方に決まった方法はないけれど、現在のスタイルに落ち着くまでは他の方々の作品や書籍等もよく見ていました。

以下はその中でも特に参考になったものたちです。

【スクラップ帖のつくりかた/杉浦さやか】

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わたしの原点のひとつとも言える本です。

がっつりスクラップについて書いているというより、ノートに何かを集める魅力を幅広く紹介しているので、コラージュ初心者さんにもピッタリだと思います。

この本を眺めているだけで自分も手を動かしたくなってきます。

【トラベルスクラップブック】

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いろいろな作家さんの旅のスクラップ作品を集めた本。

皆さんさすがデザイナーやアーティストというだけあって「無造作に貼り付けただけ」でもセンスが光っているものばかりです。

スクラップのやり方も多種多様なんだな~ということもわかり、作業の視点が広がります。

【スクラップホリックの本―かわいいスクラップブックのつくり方】

スクラップの上級者向けの本という印象。

基本的なワザを一通り身につけた後に読んでみると、よりテクニックのレベルを上げることが出来る気がします。

写真も美しく写真集としても楽しめます。

まとめ

コラージュ技法は「錬金術」と呼ばれることもあるそう。

たしかに何気なく収集した何の変哲もない紙片たちが、みるみるうちに1つの新しいイメージになっていくのを見るとそういった表現にも納得できる気がします。

思い出と共に持ち帰ってきた旅の紙モノ類。

せっかくだからしまいこまず、ちょっとした工夫やアイデアでより魅力的な姿にして保存してあげられたらいいなあといつも思っています。

mini_minorの著書はこちら

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